
Regulatory Operating Fee(規制運営手数料)とは、英国やEU圏など対象のeBayサイトでの販売に対して課される手数料です。消費者保護・環境保護の規制や、新しい税・関税の制度など、増え続ける規制への対応コストを背景に、2024年4月8日から英国・フランスなど10サイトで一斉に導入されました。
規制運営手数料(Regulatory Operating Fee)の対象と料率
2026年9月時点では、次の10サイトの出品からの販売が対象です。
| 地域 | 対象サイト |
|---|---|
| 英国 | 英国(ebay.co.uk) |
| EU | オーストリア・ベルギー・フランス・イタリア・アイルランド・オランダ・ポーランド・スペイン |
| そのほかの欧州 | スイス |
料率はどのサイトでも販売総額の0.35%です。販売総額には、商品価格・送料・税・その他の該当する手数料が含まれます。適用される場合は、この手数料にVATがかかります。
導入日以降に売れた商品が対象で、導入前から出していた出品や、更新された出品の販売にもかかります。Final Value Feeとは別に加算される、独立した手数料です。
0.35%の計算例
英国サイト(ebay.co.uk)で、商品価格£200・送料£20の商品が売れた場合です。
- 販売総額: £200 + £20 = £220
- Regulatory Operating Fee: £220 × 0.35% = £0.77
1件ごとの金額は小さいものの、料率が販売総額にかかるため、高額な商品や販売件数が多いセラーでは月の合計が無視できない額になります。たとえば同じ規模の取引が月に100件あれば、合計は£77です。
規制運営手数料(Regulatory Operating Fee)が日本のセラーにかかる場合
判断の基準は、バイヤーの国ではなくどのサイトに出品したかです。公式の説明は「対象サイトの出品からの販売」に課すとしています。
- 対象サイトに出品して売れた: 日本から出品していても、ebay.co.ukなど対象サイトの出品が売れれば対象になります。eBaymagなどで英国・欧州のサイトへ出品を広げている場合は、ここに当たります
- ebay.comだけに出品している: 米国サイトは対象の10サイトに含まれません
英国・欧州のサイトで売れた取引では、Final Value Fee・International Fee・Regulatory Operating Feeが重なります。利益計算では、個別の料率ではなく合計の手数料率で見てください。米ドル建て以外のサイトでは、手数料の徴収時と売上の受け取り時の2回、通貨換算のコストもかかります。
Regulatory Operating Feeのよくある質問
返金やキャンセルをしたら戻りますか?
英国のSeller Centreでは、全額返金・一部返金・キャンセルされた注文について、Regulatory Operating Feeのクレジット(返金)を適用すると案内されています。ほかの手数料も含めた返金の条件は手数料の返金を参照してください。
料率はサイトごとに違いますか?
2026年9月時点では、対象の10サイトすべてで0.35%です。対象サイトや料率は変更されることがあるため、英国・欧州向けの販売の比重が大きい場合は、公式の手数料ページを定期的に確認してください。