
Feedback Extortion(評価恐喝)とは、評価(フィードバック)をたてにして、出品の条件になかった要求をする行為のことです。eBayのフィードバックに関するポリシー(Feedback policy)は、ほかのメンバーを恐喝する目的で使われたフィードバックを削除すると定めています。
2026年9月時点では、以前の独立した「Feedback extortion policy」のページ(id=4230)はフィードバックに関するポリシーに統合されており、恐喝は「恐喝と改ざん」の項目で扱われています。
評価恐喝(Feedback Extortion)に当たる行為
eBayの輸出向け公式サイトは、評価恐喝を次のように説明しています。バイヤーは、ネガティブ評価や低い項目別評価(DSR)をちらつかせて、出品になかったものを得てはいけない。セラーは、バイヤーにポジティブ評価を要求してはいけない。
- バイヤー側の例: 「追加料金なしで上位のメモリーカードとケースを付けなければ、ネガティブ評価を付ける」と要求する(公式ポリシーが挙げている例)
- バイヤー側の例: 商品を返送しないまま一部返金を求め、応じなければ低評価を付けると伝える
- セラー側の例: ポジティブ評価を付けるようバイヤーに迫る
評価と引き換えに割引や返金などの見返りを差し出す行為は、Feedback Manipulation(フィードバックの改ざん)として別に禁止されています。
公式ポリシーでの扱い
評価恐喝は、2つのポリシーにまたがって扱われています。
| ポリシー | 定めていること |
|---|---|
| フィードバックに関するポリシー | 恐喝の手段として使われたフィードバックは削除される |
| 不正購入ポリシー(Abusive buyer policy) | 出品にない物・サービスや値引きの要求、返品しないままの一部返金の要求、取り決めの外のことを強いるためのメッセージを禁じている |
不正購入ポリシーは、バイヤーから出品にない要求を受けたとき、出品どおりの条件で商品を届けるか、注文をキャンセルすれば、ネガティブ評価とDefectからセラーを保護するとしています。要求に応じる必要はありません。この保護の一覧はセラー保護にまとまっています。
評価恐喝(Feedback Extortion)を受けたときの対処
- 要求には応じない: 一度応じると要求が続きやすく、応じても評価が守られる保証はありません
- eBayのメッセージでやり取りする: 要求の文面が証拠になります。外部の連絡先へ誘導されても乗りません
- バイヤーを報告する: 不正購入ポリシーのページにある報告の入口(Report a buyer)から通報します
- 付けられた評価の削除を依頼する: 評価が付いたら、取引から90日以内に出品者ヘルプ(Seller Help)から削除を依頼します。削除の対象になれば、メールで通知されたうえで24時間以内に削除されます
評価を材料に要求されたときに送る英文は、バイヤー対応の英文メッセージ集に用意しています。
正当なクレームとの見分け方
| 評価恐喝 | 正当なクレーム |
|---|---|
| 出品になかった物・値引き・サービスを求める | 届いた商品が説明と違う、壊れている、届かない |
| 評価を交換条件にしている | 返品や返金を、eBayの手続きで求めている |
届いた商品が本当に説明と違っていたなら、それは恐喝ではなくINADとして対応すべき問題です。こちらに非がある場合は、eBayの返品・返金の手続きで誠実に解決するのが先です。
解決したあとに評価の見直しをお願いすること自体は、eBayのFeedback Revision(評価の修正依頼)の手順を使えば問題ありません。金銭や便益と交換条件にしないことが線引きです。
Feedback Extortionのよくある質問
脅されて付けられた悪い評価は消せますか?
恐喝の手段として使われたフィードバックは、フィードバックに関するポリシーで削除の対象です。取引から90日以内に、出品者ヘルプから削除を依頼します。要求の文面がeBayのメッセージに残っていると、判断の材料になります。
悪い評価が付くと、セラーの成績は下がりますか?
フィードバックに関するポリシーは、ネガティブ評価やニュートラル評価を受けても、セラーのパフォーマンス評価には影響しないとしています。評価の一覧には表示されるため、返信で経緯を短く説明しておくことが勧められています。
参考情報
- [eBay公式]eBay Help: Feedback policy
- [eBay公式]eBay Help: Abusive buyer policy
- [eBay公式]eBay Exports: Feedback policies
執筆・監修: Trade Force 運営チーム