
Feedback Manipulation(フィードバックの改ざん)とは、自らの評価を人為的に上げる、あるいは他のメンバーの評価を下げようとする行為のことです。eBayは「フィードバックの改ざんに関するポリシー(Feedback manipulation policy)」を設けて、フィードバックと出品者の項目別評価(DSR)の改ざんを試みることを禁じています。
フィードバックの改ざん(Feedback Manipulation)で禁止されている行為
2026年9月時点の公式ポリシーが挙げている行為は、次の8つです。
| 分類 | 禁止されている行為 |
|---|---|
| 評価のやり取り | フィードバックの売買・取引・贈与をオファーすること |
| 評価のやり取り | 複数のアカウントを登録する、または他者と連携してフィードバックを交換し、フィードバックスコアを人為的に上げること |
| 出品の記載 | 出品のタイトルや説明でeBayのフィードバックに言及すること |
| 取引の目的 | フィードバックスコアを上げる、またはTop Rated Seller(最高評価出品者)の状態やサイトの権限を得る目的で取引すること |
| 他者への操作 | 購入を繰り返す、またはポジティブ評価と一貫して低い項目別評価を組み合わせて、他のメンバーのフィードバックを操作すること |
| アカウント | eBayのユーザーアカウントを売買すること |
| 見返り | ポジティブ評価と引き換えに、割引・無料の商品・その他の報酬やインセンティブを提供すること |
| eBay Live | ライブ配信で、割引・プレゼント・紹介などを見返りに評価を促す、または視聴者に特定の評価を付けるよう頼むこと |
4つ目の範囲が広い点が重要です。評価を増やすことを目的にした取引そのものが対象なので、誰と・何を取引するかを工夫しても位置づけは変わりません。
出品に書けないこと
出品のタイトルや説明文に、評価の実績や評価に関する文言を書くこと自体が、禁止行為の一覧に入っています。eBayの輸出向け公式サイトは、バイヤーが評価を付けることを制限・制約する条件を出品に書くことも認めていません。出品の中では、評価に関することを書かないのが安全です。
評価稼ぎと複数アカウントとの関係
評価稼ぎとして紹介される方法のうち、評価を増やすこと自体を目的にした売買は、このポリシーの対象になります。評価は、実際の取引の結果として積み上がるものという扱いです。
複数のアカウントを持つこと自体は、複数アカウントのポリシーで認められています。禁じられているのは、アカウント間で評価をやり取りしてスコアを水増しすることです。別のアカウントから自分の出品に入札して価格をつり上げる行為は、評価ではなく入札の問題としてシル入札で扱っています。アカウントの売買も、評価を買う行為と同じく禁止の一覧に入っています。
アカウントの譲渡や売買がどこまで認められるかは、規約の線引きと、買う側が引き受けるもので整理しています。
違反したときの措置
公式ポリシーは、取りうる措置として、出品その他のコンテンツの削除・警告・アクティビティの制限・アカウント停止を挙げています。あわせて、フィードバックに関するポリシーは、評価の改ざんに使われたフィードバックを削除すると定めています。操作で得た評価は、残らない前提で考えます。
アカウントや出品にポリシー上の問題が出ているかは、出品者ヘルプ(Seller Help)で確認できます。
評価恐喝(Feedback Extortion)との違い
| フィードバックの改ざん | 評価恐喝 | |
|---|---|---|
| 行為 | 評価を人為的に増やす・減らす | 評価をたてに、出品にない要求をする |
| 典型例 | 評価の売買、見返りと引き換えの評価、評価目的の取引 | 「値引きしなければ低評価を付ける」 |
| 主な当事者 | セラー・バイヤーの双方 | 主にバイヤー(セラーが評価を迫るのも違反) |
評価をたてにした要求は、Feedback Extortionの記事で扱っています。
評価を集める目的の取引がなぜ成立しないのかは、eBay評価の仕組みと禁止されている線で条文とあわせて整理しています。
参考情報
- [eBay公式]eBay Help: Feedback manipulation policy
- [eBay公式]eBay Help: Feedback policy
- [eBay公式]eBay Exports: Feedback policies
執筆・監修: Trade Force 運営チーム