
Shill Bidding(吊り上げ入札)とは、ある商品の価格・人気・検索順位を人為的に上げるために行う入札のことです。eBayの日本語ヘルプでも「吊り上げ入札」と訳されています。eBayは公平なマーケットプレイスを保つため、これを禁止しています。
吊り上げ入札(Shill Bidding)に当たる入札
2026年9月時点の公式ポリシーは、家族・友人・ルームメイト・従業員・オンライン上の知人を含む誰であっても、価格や人気を人為的に高める目的で入札すれば吊り上げ入札に当たるとしています。
禁止される理由は、入札者がセラーを知っていると、ほかの購入者が知らない商品の情報を持っている可能性があるためです。その結果、不当な有利が生まれたり、ほかの入札者が本来より高い金額を払わされたりします。
許可されていない行為として明記されているのは、別のアカウントで自分自身の商品に入札することです。複数アカウントを持つこと自体は認められていますが、この使い方は禁止です。従業員がセラーの商品に入札すること、セラーが従業員の商品に入札することも認められていません。従業員のいるセラーは、従業員にもこのポリシーを周知する必要があります。
入札以外で対象になる購入
吊り上げ入札のポリシーはオークションの入札だけを対象にしているわけではありません。セラーのフィードバックを人為的に増やす目的や、商品の検索順位を上げる目的で入札・購入することも禁止されています。
| 行為 | 扱い |
|---|---|
| 別のアカウントで自分の商品に入札する | 禁止 |
| 家族・知人・従業員が、価格を吊り上げる目的で入札する | 禁止 |
| 評価や検索順位を上げる目的で、知人に買ってもらう | 禁止 |
| 知人が「今すぐ買う」で商品を買う(吊り上げの目的なし) | 認められている |
評価を稼ぐ目的の購入は、フィードバックの改ざんに関するポリシーとも重なります。
スナイプ入札との違い
オークションの終了間際に入札するスナイプ入札は、入札のタイミングの話で、違反ではありません。吊り上げ入札で問われるのは、誰が、何の目的で入札したかです。終了間際に入札が集中して価格が上がっても、それだけでは吊り上げ入札になりません。
吊り上げ入札が見つかったときの措置
- 違反すると、売買特権の制限やアカウントの停止などの措置の対象になります
- 吊り上げ入札は多くの国や地域で違法とされ、厳しい罰則が科されることがあります
- eBayは入札のパターンを検出・監視する仕組みを持っています。ほかのメンバーの吊り上げ入札に気づいても、報告する必要はないとされています
複数アカウントで認められる範囲と、この線の関係は、複数アカウントで禁止されている行為で扱っています。
吊り上げ入札のよくある質問
家族が自分の出品に入札してもいいですか?
価格や人気を上げる目的なら、家族でも吊り上げ入札に当たります。家族や知人が本当に欲しい商品を買う場合は、「今すぐ買う」で購入することが認められています。
知り合いのセラーから買うのは違反ですか?
違反ではありません。公式ポリシーは、「今すぐ買う」で知り合いのセラーから商品を買えると明記しています。ただし、評価や検索順位を上げる目的の購入は禁止です。
参考情報
執筆・監修: Trade Force 運営チーム