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最終確認: 配送・発送

輸出規制とは

Export Regulations / 読み: ゆしゅつきせい

目次

輸出規制とは、法令によって商品の輸出が禁止・制限されることの総称です。eBayの禁止・制限商品ポリシーとは別の、法律上の制約です。eBayで出品できる商品でも、法令上は許可なしに輸出できないものがあります。eBayの国際取引ポリシーも、取引が売り手の国と買い手の国の両方で合法であることを確かめるのは利用者の責任だとしています。

輸出規制(Export Regulations)の3つの層

  1. 日本側の規制: 関税法で輸出そのものが禁止されているものと、他の法令で許可や承認が要るもの
  2. 相手国側の輸入規制: 食品・植物・医薬品・電波を出す機器など、国ごとに輸入が制限される品目
  3. 配送手段の制約: 法令上は輸出できても、リチウム電池やスプレー缶などは航空輸送の規則で送れない、または条件付きになります

順に確かめないと、出品・販売の後で発送できない、税関で止まる、宛先国で没収される、といった形で問題が表に出ます。

日本から輸出できないもの・許可が要るもの

関税法で輸出が禁止されているもの

税関の案内では、次の4分野は関税法第69条の2で輸出が禁止され、輸出すると処罰の対象になります(2026年9月時点)。

  • 麻薬・向精神薬・大麻・あへん・覚醒剤など
  • 児童ポルノ
  • 特許権・商標権・著作権などの知的財産権を侵害する物品
  • 不正競争防止法の一部の行為を組成する物品

eBay輸出で関わりやすいのは3つ目です。いわゆるコピー品や海賊版は、eBayの偽造品のポリシーに反するだけでなく、日本からの輸出そのものが禁止されています。

仕入れの段階で偽物をつかまないための確認は、eBay偽物の見分け方で扱っています。

他の法令で許可・承認が要るもの

関税法以外の法令(税関は「他法令」と呼びます)で許可や承認が必要な品物は、それを税関に示せないと輸出が許可されません。税関の一覧表(令和8年4月現在)から、eBay輸出で関わりそうなものを抜き出すと次のとおりです。

法令主な品目主管省庁
外国為替及び外国貿易法(輸出貿易管理令)武器、ワシントン条約の対象品、制裁で輸出が禁じられた貨物など経済産業省
文化財保護法重要文化財・重要美術品・天然記念物など文化庁
鳥獣保護管理法野生の鳥・獣とその加工品、鳥類の卵など環境省
植物防疫法植物(種子・果実や、むしろなどの加工品を含む)農林水産省
家畜伝染病予防法動物の肉、ソーセージ・ハムなど農林水産省
道路運送車両法中古自動車国土交通省

税関は、品物がこれらの法令に当たるかどうかの照会には答えられないとしています。判断は、表の主管省庁に確認します。郵便で送る20万円以下の荷物でも、税関の検査で許可が要る品物が見つかると、税関から手続きの案内が届きます。

外為法による規制には、武器や軍事に転用できる貨物・技術が懸念のある相手に渡るのを防ぐ「安全保障貿易管理」も含まれます。経済産業省が制度の概要を公開しています。

ワシントン条約(CITES)の対象になる品物

ワシントン条約は、絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制する条約で、eBay輸出で特に関わりやすい規制です。規制の対象は、附属書と呼ばれるリストで3段階に分かれています。

区分取引の扱い
附属書I商業目的の国際取引は禁止
附属書II商業目的の取引はできるが、輸出国の管理当局が出す輸出許可書が必要
附属書III輸出国の管理当局が出す輸出許可書か、原産地証明書が必要

日本の管理当局は経済産業省です。規制は生きた動植物だけでなく、毛皮・皮革製品・漢方薬などの製品にも及びます。税関が日本への持ち込みの代表例として挙げている品目には、象牙製品、ワニ・ニシキヘビ・オオトカゲなどの皮革製品(ハンドバッグ・ベルト・財布など)、サンゴやシャコ貝、ニシキヘビの皮を使った胡弓などがあります。古いブランドバッグ・時計のバンド・工芸品・楽器は、素材を確かめてから出品します。

相手国の輸入規制と配送の制約

eBayの国際取引ポリシーは、輸入が禁止された品物は没収の対象になりうるとして、発送前に買い手の国で合法に輸入できるかを確かめるよう求めています。例として、食品・植物・衣類・かばん・書籍の規制が挙げられています。送れない国は、配送の除外設定などで購入できないようにしておきます。国境を越える取引のルール全体は国際取引ポリシーの記事で扱っています。

配送手段の制約は、日本郵便の「国際郵便として送れないもの」が目安になります。航空危険物(スプレー缶・香水・モバイルバッテリー・リチウム電池など)は、国際郵便では送れません。機器に組み込まれたリチウム電池は、条件と宛先によって送れる場合があります。EMSで送れない貴重品など、サービスごとの制約もあります。

出品前に確認する順番

  1. 日本から出せるか: 関税法の輸出禁止品に当たらないか。他法令の表に当たりそうなら主管省庁に確認する
  2. 相手国に入れられるか: 宛先国の輸入規制を確かめ、送れない国は除外する
  3. その方法で送れるか: 使う配送サービスの禁制品と条件を確認する
  4. 正しく申告できるか: 品名・価格を正確に税関申告し、分類にはHSコードを使う

素材や成分が関わる商材(革製品・化粧品・食品・電池内蔵品)は、カテゴリ単位で一度調べておくと、出品のたびに迷わずに済みます。判断に迷う場合は、税関の相談窓口や主管省庁、配送業者に事前に確認してください。

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