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HSコードとは

Harmonized System Code / 読み: エイチエスコード

目次

HSコードとは、貿易の対象になる商品を世界共通の基準で分類するための品目番号です。「商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約(HS条約)」に基づいて定められ、世界税関機構(WCO)が管理しています。ジェトロによると、条約に加盟していない国を含めて200以上の国と地域がHSコードを使っています。日本では「輸出入統計品目番号」「関税番号」「税番」とも呼ばれます。

HSコードの桁の構成

世界共通なのは上6桁です。税関の説明に沿うと、桁の意味は次のとおりです。

桁呼び方内容
上2桁類(Chapter)素材や用途による大きな区分。全部で96類
上4桁項(Heading)類の中の区分。全部で1,227項
上6桁号(Sub-heading)項の中の細分。全部で5,611号

類の上には、ほぼ産業別の「部(Section)」が21あります。分類の表はおおむね5年ごとに改正されており、ジェトロによると最新は2022年1月の改正、次回は2028年の予定です。

7桁目以降は国ごとに違う

6桁より後ろは、各国が独自に細分します。日本の輸出入統計品目表は9桁で、下3桁が日本独自の番号です(輸出入の手続きのシステムでは10桁目も使います)。米国の細分はHTS(Harmonized Tariff Schedule)と呼ばれます。同じ商品でも、6桁までは各国で共通、7桁目以降は国によって違うと考えます。

HSコードを調べる方法

eBay輸出で扱う商品なら、まず日本郵便の「内容品の日英・中英訳、HSコード類の例」を引くのが手早い方法です。主な内容品の英訳と、コードの例を検索できます。2026年9月時点の掲載例は次のとおりです。

内容品掲載されている例(10桁)上6桁
トレーディングカード95044000009504.40
ゲームソフト95045000009504.50
フィギュア95030021909503.00
腕時計91029900009102.99

日本郵便は、この10桁をEU向けの細分を足した例として載せています。宛先がアイルランドなら10桁、フランスなら上8桁、それ以外の国なら上6桁を使います。また、HSコードの申告は差出人の責任で行うもので、掲載例の正確さは保証しないとも明記しています。

掲載のない商品や、判断に迷う商品は、税関の品目分類の資料(輸出統計品目表や分類の事例)を調べます。それでも決まらないときは、税関に分類を事前に照会できる「事前教示制度」があります。

eBay輸出でHSコードを使う場面

  • 税関申告: 国際郵便の通関電子データ(EAD)やクーリエのインボイスに、内容品ごとのコードを入れます。日本郵便は、コードを決めるのは差出人で、日本郵便が代わりに調べたり正否を判断したりはしないと案内しています
  • 関税の計算: 輸入国の税率はコードと原産国で決まります。分類が変われば税率も変わります
  • 米国宛ての関税の前払い: eBay Japanの案内では、米国の関税は申告価格(商品価格のみ)にHTSコードと原産国に応じた税率を掛けて計算されます。郵便で送る場合はZonosのアプリで前払いし、DDPで発送します

郵便小包にも分類が必要になった経緯は、eBayの米国関税とZonos Prepayの手順で時系列とともに整理しています。

品目の分類で誤りやすいこと

  • 輸出国のコードがそのまま通るとは限らない: ジェトロは、HSコードの判定は輸入国ごとに行われ、同じ商品でも国によって違う分類になることがあると説明しています
  • 曖昧なコードを使い回さない: 分類が実態と違うと、通関の遅れや、後からの税額の修正につながります
  • 品名とコードをそろえる: 品名は具体的に書き、コードと食い違わないようにします。品名の書き方は税関申告で扱っています

主力の商品のコードを一度調べて控えておくと、発送のたびに迷わずに済み、相手国の税率の見当も付けやすくなります。

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