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最終確認: 指標・評価

Sell-through Rateとは

読み: セルスルーレート

目次

Sell-through Rate(販売率)とは、出品されている数に対して、実際に売れた数の割合を示す指標です。一般に次の式で計算されます。

Sell-through Rate (%) = 販売数 ÷ 出品数 × 100

eBayではTerapeak(Product Research)が商品検索の結果ごとにこの指標を表示するため、仕入れ判断の材料として広く使われています。eBayの日本語ヘルプでは「セルスルー率」と表記されています。

販売率(Sell-through Rate)の計算と分母の違い

eBayの公式ヘルプは、Product Researchのセルスルー率の計算式を公開していません。そのため、一般的な計算の仕方として整理します。

販売数を何で割るかによって、同じ市場でも数値が変わります。一般的な算術の例として、90日間に50件売れ、同じ期間の出品が500件あった商品で比べます。

分母計算結果
期間中の出品数(売れた出品と売れなかった出品の合計)50 ÷ 50010%
今出品されている数(仮に40件)50 ÷ 40125%

分母を期間中の出品数にする計算では、100%を超えません。今出品されている数を分母にする計算では、売れる速さに出品が追いつかない商品ほど100%を超えやすくなります。ツールや記事によって分母が違うため、数値を比べるときは同じツールの同じ条件どうしで比べてください。

製品調査(Product Research)での見え方

Product Researchは、Seller Hubの調査(Research)タブにある公式ツールです。2026年9月時点、Seller Hubを使えるすべてのセラーが無料で使え、3年分のeBayの販売データを検索できます。

公式ヘルプが挙げる表示項目は次のとおりです。

  • 販売トレンド
  • 平均販売価格と販売価格帯
  • 送料の平均と、送料無料の出品の数
  • セルスルー率(90日以内に販売された商品の検索に対して)
  • その商品を販売した出品者の数
  • 販売された出品形式

セルスルー率には「90日以内に販売された商品の検索に対して」という限定が付いています。調べ方の全体はリサーチにまとめています。

この限定の読み方を含め、画面で見える数字と見えない数字は、Product Researchで見える数字の読み方で扱っています。

Sell-through Rateの読み方

  • 高い(出品数に対して販売数が多い): 需要が供給を上回っている。売れやすく、仕入れ候補として有望
  • 低い(出品ばかりで売れていない): 供給過多。売れ残りや値下げ競争のリスクが高い

たとえば10%という数値は、「出品のうち1割ほどが売れた市場」という需給の目安です。自分の出品が90日以内に売れる確率そのものではありません。価格・状態・写真が相場より劣る出品は、市場全体の数値より売れにくくなります。

需要確認の判断基準としてSell-through Rateをどう使うかは、需要確認から価格設定までのリサーチ手順で具体的に解説しています。

仕入れ判断で組み合わせる数字

  • 相場(平均販売価格)とセットで見る。売れやすくても利益が出ない価格帯なら仕入れ対象になりません
  • 商品状態やバリエーションで条件を揃えて比較する。新品と中古では数値が大きく異なります
  • 販売した出品者の数も見る。売れた数が一部のセラーに偏っている市場では、新しく入っても同じようには売れません
  • 季節商品はシーズンによって数値が大きく変動します。直近データだけで判断しない

件数が足りないのか、1件あたりの利益が出ていないのかの切り分けは、eBay輸出が儲からないと感じるときで整理しています。

この数字を含む前提を他人から借りないほうがよい理由は、eBay輸出の目標設定で決める2つのことにまとめています。

Sell-through Rateと回転率・成約率の違い

名前が似た指標と混同しやすいため、測っているものを分けておきます。

  • 回転率: 自分の在庫が売れて資金に戻る速さ。Sell-through Rateは仕入れる前に市場を見る数字で、回転率は仕入れた後の自分の在庫を見る数字です。両者の比較表は回転率のページにまとめています
  • 成約率: Trafficレポートに出る、販売数量 ÷ 商品ページの閲覧数です。分母が出品数ではなく閲覧数です

在庫回転率との違いと、90日という限定の読み方は、測るものが違う2つの指標で整理しています。

合格ラインを決めずに使う

明確な合格ラインがある指標ではありません。カテゴリや商材によって水準が大きく異なるため、同じカテゴリ内での比較や、自分の販売実績との突き合わせで使うのが実践的です。

算出範囲の90日が「見直す周期」であって「切る期限」ではない理由は、3ヶ月ルールの出どころで整理しています。

関連用語

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発見用語

このページとは直接関係のない用語との、思いがけない出会いをつくるコーナーです。