
Best Matchとは、バイヤーがeBayで検索したときの既定の並び順です。eBayの日本語ヘルプでは「ベストマッチ」と表記され、最も関連性の高い出品が上に来るように設計されています。多くのバイヤーはこの並び順のまま商品を見るため、Best Matchでの位置が閲覧数を大きく左右します。
ベストマッチ(Best Match)で考慮される要素
eBayは並び順の計算式を公開していませんが、2026年9月時点の公式ヘルプは、ベストマッチのアルゴリズムが考慮する要素として次の7つを挙げています。
| 公式が挙げる要素 | 出品で直せるところ |
|---|---|
| 出品が購入者の検索語に一致する程度 | 商品タイトル・Item Specifics・カテゴリ |
| 商品の人気度 | (閲覧や購入の結果として決まる) |
| 商品の価格 | 送料を含めた総額が競合と比べて妥当か |
| 出品の質(説明・写真など) | 説明文と写真 |
| 出品の完成度 | 空欄のままの項目がないか |
| 出品の条件(返品ポリシー・発送準備期間など) | 返品の条件とHandling Time |
| 出品者の実績 | 期限内の発送やキャンセルの少なさ(Seller Levelの評価) |
公式ヘルプは「並び順の位置を上げる秘訣はない」としたうえで、出品と販売のベストプラクティスに従う出品者の出品が上位に表示されると説明しています。出発点は、競争力のある価格、妥当な送料、良い顧客対応です。
公式が示している要素と、公式には書かれていない主張の見分け方は、eBay SEOの全体像と打ち手の優先順位にまとめています。
ベストマッチ(Best Match)で上位を目指す出品の作り方
公式ヘルプの推奨を、出品の項目ごとにまとめると次のとおりです。
タイトル・説明・Item Specifics
- タイトルは正しいスペルで、80文字以内で明確に書く
- 説明は正確に書き、できればeBayカタログの製品詳細を使う
- メーカー・モデル・サイズ・色・スタイルなどのItem Specificsを入れる
写真
- 高品質の写真を、あらゆる角度から撮る。写真は無料で最大24枚まで載せられます
- 傷や欠陥があれば、その部分も写す
- 写真に枠や文字を入れない
- 新品でない商品に、カタログのストック写真をメイン画像として使わない
カテゴリと出品形式
- 商品に最も関連するカテゴリを選ぶ(2つ目のカテゴリに出品することもできます)
- 価値が分からない商品や希少な商品はオークション、価格が決まっている商品や在庫の多い商品は固定価格を使う。10日を超えて表示させたい場合も固定価格です
カテゴリの選択が順位以前に効く理由は、eBayのカテゴリ選択で整理しています。
取引の条件と販売の実績
- 送料・支払い方法・返品ポリシーを明記し、返品や保証に国際的な制限があれば書く
- 商品を期限どおりに届け、できるだけ追跡を付ける
- 在庫を管理し、販売後のキャンセルを避ける
検索の操作として禁じられている書き方
順位を上げるつもりの書き方が、ポリシー違反になることがあります。eBayの検索の操作に関するポリシーでは、次のような行為が禁じられています。
- 商品と直接関係のない語を出品に入れること。出品の語はすべて正確で、売る商品だけを指している必要があります
- 他の商品との比較や、他の出品の宣伝を出品に入れること
- 疑問符を付けたキーワード(不確かな情報)を入れること。分からない項目は書きません
- 異なるブランドやモデル、新品と中古など、違う商品を1つの出品で選ばせること
同じポリシーは、ベストマッチでの位置を良くするための方法として、同じ商品は数量をまとめた1つの固定価格出品に、サイズや色違いはバリエーション付きの1つの出品にすることを挙げています。同じ商品を何本も並べる出品は重複出品に当たるおそれがあります。
タイトルで越えてはいけないポリシーの線は、キーワードの詰め込みがどこから違反になるかで整理しています。
順位を確かめる方法と広告との関係
自分の出品が検索でどれだけ表示されたかは、Seller HubのTrafficレポートで、表示回数・閲覧数・購入の流れとして確認できます。表示回数は、検索結果の上位20枠とそれ以外の枠など、掲載位置別にも分かれています。並び順での位置の変化は、こうした表示回数の増減から読み取ります。
広告で表示を増やす方法としてPromoted Listingsがあります。広告は費用をかけて表示の機会を買うもので、出品の関連性や実績を上げるものではありません。出品の内容を整えたうえで補うものとして使います。
順位が落ちたと感じたときに、どの数字から確かめるかは、表示・閲覧・購入のどこで途切れたかを切り分ける手順にまとめています。
参考情報
執筆・監修: Trade Force 運営チーム