
Item Specificsとは、ブランド・サイズ・色・型番など、商品の属性を項目ごとに登録するeBayの仕組みです。eBayの日本語ヘルプでは「商品の詳細」と訳されています。出品フォームでカテゴリを選ぶと、そのカテゴリに応じた入力項目が表示されます。
商品の詳細(Item Specifics)が検索に効く仕組み
eBayのSeller Centerは、Item Specificsを製品識別子(MPN・UPCなど)と並ぶ「バイヤーが商品を見つけるための最も重要な手段」と位置づけています。理由は絞り込み検索にあります。
- バイヤーは検索結果を、ブランド・サイズ・色などの条件で絞り込む
- 絞り込んだ結果には、その条件に一致するItem Specificsを入力した出品だけが表示される
- 入力した項目が多いほど、eBayはバイヤーの探している商品と出品を照合しやすくなる
たとえば「Brand: Nintendo」を入力していない出品は、タイトルに「Nintendo」と書いてあっても、ブランドで絞り込んだバイヤーには表示されません。公式ヘルプは、Item SpecificsがGoogleショッピングなど外部サイトでの露出にも効くとしています。タイトルとの役割分担は商品タイトルで扱っています。
商品の詳細(Item Specifics)の4つの区分
2026年9月時点のSeller Centerでは、項目に次のラベルが付きます。
| 区分 | 意味 | 入力しないと |
|---|---|---|
| Required(必須) | 商品の特定に欠かせない項目 | 新規出品も、既存出品の変更も完了できない |
| Required Soon(必須化予定) | バイヤーの検索傾向をもとに、今後必須になる項目 | 期日以降は必須と同じ扱いになる。期日は項目にカーソルを合わせると表示される |
| Recommended(推奨) | 需要データと人気の検索をもとにeBayが勧める項目 | 出品はできるが、絞り込み検索に出にくくなる |
| Additional(追加) | 商品をより詳しく伝える項目 | 出品はできる。入力しておくと問い合わせに答える手間が減ることがある |
出品時には、過去30日間の検索回数をもとに「バイヤーがどの項目で探しているか」の案内が表示されます。RequiredとRequired Soonを先に埋め、Recommendedは検索回数の多いものから埋めるのが効率的です。
衣類・靴のサイズ表記の標準化
2026年6月から、アパレルとシューズではサイズ表記の標準化が始まっています。「Small」を「S」に直すなど、確実に対応が取れるものはeBayが自動で更新します。「See description」「N/A」のように不明確なサイズの出品は通知の対象になり、公式ヘルプ(出品の作成)では2026年8月以降、更新されるまで非表示になる場合があるとされています。
不足している項目を見つけて埋める方法
出品済みの商品で項目が抜けている場合は、Seller Hubで次のように見つけられます。
- 概要ページのタスク: 必須項目が不足している出品があると、Tasksに表示される
- Active Listingsのクイックフィルタ: Required・Required Soon・Recommendedが不足している出品を絞り込める
- まとめて追加: Active Listingsで複数の出品を選び「Add item specifics」を押すと、1件ずつ切り替えながら入力できる
- ファイルで一括更新: Active Listingsの「ダウンロード - 必須または推奨される商品の詳細が不足」でExcelを取得し、入力後にCSVで保存してアップロードする
件数が多いときの進め方は一括編集(Bulk Edit)、出品ごとの改善提案をまとめて見る方法はListing Quality Reportで扱っています。
必須項目の扱いと埋める優先順位は、eBay Item Specificsの設定で解説しています。
似た入力欄との違い
- 製品識別子: MPNやUPC・EANも、出品フォームではItem Specificsの一部として入力します。識別子が一致すると、eBayのカタログから商品情報が自動で入ります。アンティークなど識別子がそもそもない商品では、Does Not Applyを選べます
- バリエーションの軸: バリエーション出品では、サイズ・色などのItem Specificsで同じ出品にまとめる商品どうしの関係を表します。軸に使えない項目を選ぶと「This attribute is not valid for this variation」というエラーが出ます
- コンディションの記述子: トレーディングカードの「Graded(鑑定済み)/Ungraded(未鑑定)」と、鑑定会社・グレード・カードの状態は、Item Specificsではなく商品コンディション(Item Condition)に付く記述子(Condition Descriptors)として入力します。コンディションでGradedかUngradedを選び、あわせて指定します
値は実物に合わせて正確に入力してください。絞り込みに出たいからといって実態と違う値を入れると、商品違いのクレーム(INAD)の原因になります。カテゴリごとに効く項目と、出品数が増えても質を落とさない運用は、Item Specificsの入力品質を保つで扱っています。
Item Specificsのよくある質問
オファーが届いている出品のItem Specificsを直せますか?
公式ヘルプ(出品の変更)では、オファーを送信または受信している間は、出品商品の詳細・特徴(Item Specifics)を変更できないとされています。オファーへの対応が済んでから直してください。
入力欄に選択肢がない値は入れられますか?
公式ヘルプのファイルで一括更新する手順では、候補から選ぶか、独自の値を追加するとされています。ただし候補にある表記を使うほうが、バイヤーの絞り込みの条件と一致しやすくなります。