
Bulk Listing(一括出品)とは、複数の商品をまとめて出品するeBayの方法・ツールの総称です。eBayの日本語ヘルプでは「一括出品ツール」と表記され、出品数や事業の規模に応じて複数の手段が用意されています。1件ずつの出品フォームでは回らなくなったときに使います。
公開中の出品の価格や送料をまとめて直す作業は、Bulk Edit(一括編集)で扱っています。この記事は、出品を作る側の話です。
一括出品(Bulk Listing)の方法と選び方
2026年9月時点の公式ヘルプでは、次の方法が紹介されています。規模と難しさは、ヘルプの表記をそのまま載せています。
| 方法 | 在庫量の目安 | 難しさ | 向く使い方 |
|---|---|---|---|
| 一括出品ツール(Seller Hub) | 中(最大2,000件) | 低 | 類似品の出品、複数出品の作成、下書きの仕上げ |
| Seller Hub Reports | 高 | 中 | CSV・Excelのファイルで出品の作成・変更・再出品・終了 |
| 小売り統合プラットフォーム(MIP) | 高 | 高 | 他のモール向けのフィードファイルを持っている事業者 |
| API(在庫API・トレーディングAPI・出品フィードAPI) | 高 | 高 | 外部のシステムやツールから出品する |
画面で操作する一括出品ツールは、販売中の出品の「複数の出品を作成する」「類似品を出品する」や、下書きの「下書きを再開」から入ります。ファイルで大量に作るならSeller Hub Reportsが中心になります。Seller Hub Reportsは以前はFile Exchangeと呼ばれていたツールで、日本語ヘルプの「従来の一括出品ツール」はこのFile Exchangeを指します。MIPはSKUで在庫を管理している事業者向けで、フィードファイルの上限は25MBとされています。
まとめて類似品を出品する入口と、重複出品にならない線引きは、一括出品ツールから実行できる操作で扱っています。
CSVで一括出品(Bulk Listing)する手順
Seller Hub Reportsで新しい出品を作る流れは、公式ヘルプでは次のとおりです。
- Seller Hubの「レポート(Reports)」タブで、左側の「アップロード」を選ぶ
- 「テンプレートを入手」を選び、ソースに「出品」、タイプに「新しい出品テンプレートを作成」を選んでダウンロードする
- テンプレートに商品情報を入力する
- 「テンプレートをアップロード」を選び、Excelなら.xlsx、それ以外は.csvを選んでアップロードする
- 処理が終わると、実行されたアクションのレポートがダウンロードできる
処理は通常15分以内に終わり、ファイルが非常に大きいとそれ以上かかります。初めて使うときは、公式ヘルプも1商品だけ出品して動きを確かめることを勧めています。
画像がそろっていないときは下書きテンプレート
レポートタブで新しい出品を作るときは、通常は画像のホスティング(画像のURL)が必要です。「下書きテンプレートを作成」を選ぶと画像URLの列を空欄にでき、出品を公開する段階で画像を追加できます。
Seller Hub Reportsを使える条件
法人のセラーは自動的に使える状態になっています。個人のセラーは、少なくとも1回の販売実績があれば使えるようになります。以前の一括出品ツールで作ったテンプレートとレポートは新しいレポートツールに移行されないため、テンプレートは新しく取得し直します。
道具を入れるタイミングと回収の見立ては、移行にかかる時間まで含めてツール導入を判断する3つのサインで扱っています。
一括出品(Bulk Listing)で失敗しやすいところ
- テンプレートの列を変える: 列(ヘッダー)の構成は取得したテンプレートに合わせます。独自に列名を変えると、正しく処理されないおそれがあります
- 必須項目の不足: カテゴリごとに必須のItem Specificsがあります。アップロード後のレポートでエラーになった出品を確認し、修正して再アップロードします
- 出品限度を超える: 一括でも、月間の出品限度(Selling Limit)を超える分は出品できません。限度の残りを確認してから件数を決めます
- 誤りの一括反映: 価格や送料の誤りは、全件にそのまま反映されます。まず数件でアップロードし、結果レポートと実際の出品ページを確認してから件数を増やします
出品工程のどこを削れるかを分けて考えるなら、eBay出品の効率化が出発点になります。
参考情報
執筆・監修: Trade Force 運営チーム