
File Exchangeとは、CSVファイルのアップロードとダウンロードで、出品や注文のデータを一括処理していたeBayの旧ツールです。現在はSeller Hubの「レポート(Reports)」タブで使うSeller Hub Reportsに置き換えられていて、File Exchangeという名前は古い解説記事やツール連携の説明に残っています。
File ExchangeとSeller Hub Reportsの関係
2026年9月時点のeBayのSeller Centerは、Seller Hub Reportsを「以前はeBay File Exchangeと呼ばれていたツール」と説明しています。公式ヘルプの英語版はFile Exchangeを「legacy(従来の)ツール」と呼び、日本語版では「従来の一括出品ツール」と訳しています。
移行で気をつけるのは、旧ツールで作ったものが引き継がれないことです。
- 従来のツールで作成した、または日時指定したテンプレートとレポートは、新しいレポートツールに移行されません
- テンプレートは、Seller Hubのレポートタブから取得し直して使います。旧File Exchange時代のCSVは、列の構成が今のテンプレートと違う場合があります
古い解説で「File Exchangeで〜する」と書かれていたら、Seller Hub Reportsに読み替えて、テンプレートだけは現行のものに差し替えます。CSVの考え方(テンプレートの列に沿ってデータを作る)は共通です。
Seller Hub Reportsでできること
公式ヘルプが挙げている主な機能は次のとおりです。
- 出品を一括で作成する(新規作成・修正・再出品・終了)
- レポートのアップロード・ダウンロード・日時指定
- 注文の処理と、発送済みにする操作
- 支払い済み・発送済みの商品を探す
- 評価の管理
- 出品のエラーをまとめて見つけて直す
使えるのは、Seller Hubにアクセスできるアカウントです。法人のセラーは自動的に使える状態になっていて、個人のセラーは少なくとも1回の販売実績があれば使えるようになります。
テンプレートの種類
テンプレートは、レポートタブの「アップロード」→「テンプレートを入手」で、ソース(出品か注文か)と種類を選んで取得します。
| 目的 | 選ぶテンプレートの種類(例) |
|---|---|
| 新しく出品する | 新しい出品テンプレート |
| 既存の出品を直す | 価格や数量の編集、出品の削除 |
| 注文を処理する | 追跡番号の追加、評価(注文は1〜90日の期間を選ぶ) |
| 画像を後で付けて出品する | 下書きテンプレート(画像URLの列を空欄にできる) |
公式ヘルプは、初めて使うときはまず1商品だけ出品して動きを確かめることを勧めています。
アップロードの処理時間とダウンロードの範囲
- アップロード: .xlsxか.csvでアップロードすると、指定した処理がすべて実行されます。通常は15分以内に終わり、ファイルが非常に大きいとそれ以上かかります。終わると、実行結果のレポートをダウンロードできます
- ダウンロード: 注文や出品のレポートは、直近1〜90日の範囲で作れます。90日より前のデータは、eBayにデータの提供を申請して入手します
- 日時指定: 注文のレポートは、1時間ごと・毎日・毎週・毎月で自動作成するよう設定できます
- 含まれないもの: Seller Centerによると、ダウンロードしたレポートには返品や返金のデータは含まれません
他の一括処理の方法との使い分け
ファイルで処理するSeller Hub Reportsのほかにも、まとめて出品・変更する方法があります。
| 方法 | 向いている作業 |
|---|---|
| 画面の一括編集ツール(Bulk Edit) | 画面で選んだ出品(一度に最大2,000件)の価格・数量・項目を直す |
| Seller Hub Reports | CSV・Excelのファイルで出品を作成・変更し、注文データを出し入れする |
| 小売り統合プラットフォーム(MIP) | SKUで在庫を管理し、フィードファイルを持っている事業者 |
| API | 外部のシステムから自動で出品・注文を処理する |
公式ヘルプでは、MIPは5万件を超えるSKUを30分以内にアップロードできると案内されています。Seller Centerは、Seller Hub Reportsと同じファイルをFeeds APIからも扱えると説明しています。ファイルで出品する手順は一括出品で整理しています。
File Exchangeと同じく旧ツールとして名前が残っているSelling Manager Proの機能も、現在はSeller Hubに統合されています。
画面の一括編集とファイル方式のどちらを使うかは、まとめて処理する2つの方法で使い分けを示しました。
参考情報
執筆・監修: Trade Force 運営チーム