
Second Chance Offerとは、オークションで落札できなかった入札者に対して、その人自身の最終入札額で商品を購入する機会を提案できるeBayの機能です。eBayの日本語ヘルプでは「繰り上げオファー」と表記されています。オークションの終了後、最長60日まで送れます。
繰り上げオファー(Second Chance Offer)を送れる場面
2026年9月時点の公式ヘルプでは、次の3つの場面で使えます。
| 場面 | 送る相手の例 |
|---|---|
| 落札者が代金を支払わず、取引をキャンセルした | 次点の入札者 |
| 最低落札価格(リザーブ価格)に届かなかった | 最高額の入札者 |
| 同じ商品がほかにもあり、売ることができる | 落札者以外の入札者 |
落札者が支払わなかったことが理由の場合は、元の取引をキャンセルしてからでないと繰り上げオファーを始められません。支払いを待つ期間とキャンセルの手順はUnpaid Itemで扱っています。
同じ商品が複数ある場合、オファーを送る人数は、売れる在庫の数までにします。在庫が1つしかないのに複数の入札者に送ると、承諾された分を用意できなくなります。
終了間際の入札(スナイピング)に競り負けた入札者も、送る相手になります。
繰り上げオファー(Second Chance Offer)の送り方
- My eBayの出品状況(Selling Activity)かSeller Hubで、終了した出品を探す
- 「その他のアクション」(More actions)から「繰り上げオファー」(Second Chance Offer)を選び、続行する
- 販売する数量、オファーの有効期間、送る入札者を選んで、続行する
選んだ入札者には、eBayからメールが届きます。有効期間は1日・3日・5日・7日から選び、その間に返事がなければオファーは失効します。注文が支払われる前やキャンセルされる前は、注文ページの「その他のアクション」から送れます。
繰り上げオファーを送れるのは、受け取る設定にしている入札者だけです。バイヤーは、My eBayの連絡の設定で受け取らないことを選べます。
Time Away(臨時休業)を設定している間は、繰り上げオファーで売れた商品の配達予定日は自動で延びません。休業中に送る場合は、発送できる時期を先に確認してください。
価格と手数料の決まり方
オファーの価格は、その入札者自身の最終入札額です。セラーが金額を上げることはできません。一般的な算術の例として、次のようになります。
- 最低落札価格$100に対して最高入札額が$85で終わった場合、その入札者への提案価格は$85です
- 同じ商品が3つあり、落札額$120、2番手$110、3番手$95で終わった場合、2番手には$110、3番手には$95で提案します
例外として、eBay MotorsとBusiness & Industrialの一部のカテゴリでは、最低落札価格以下であれば提案価格を指定できます。
オファーを送るのは無料です。承諾されて売れた場合は、通常の販売と同じくFinal Value Feeがかかります。落札者が取引を完了しなかった場合も、その落札者と繰り上げオファーで買ったバイヤーの両方に評価を残せます。
似たオファーとの違い
| 機能 | 誰に送るか | 価格 |
|---|---|---|
| Second Chance Offer | 終了したオークションの落札できなかった入札者 | その入札者の最終入札額 |
| Best Offer | バイヤーからセラーへ価格を提案する | バイヤーが提示し、セラーが承諾・拒否・カウンターする |
| Offers to Buyers | 固定価格の出品に関心を示したバイヤー | セラーが割引した価格 |
繰り上げオファーは、オークションの入札があった後にだけ使える機能です。固定価格の出品で価格を交渉する場合は、ほかの2つを使います。
Second Chance Offerのよくある質問
偽の繰り上げオファーのメールはどう見分けますか?
公式ヘルプでは、本物の繰り上げオファーは必ずMy eBayのメッセージと入札・オファー(Bids/Offers)の欄に表示されるとされています。eBayは「Message from eBay Member」という件名で繰り上げオファーのメールを送らないため、その件名のメールは偽物です。eBayの外で売買を持ちかけるオファーは認められておらず、その取引は購入者・出品者どちらの保護プログラムの対象にもなりません。
オークションの終了から何日たつと送れなくなりますか?
公式ヘルプでは、終了後最長60日まで送れるとされています。落札者の未払いで送る場合は、先に取引のキャンセルを済ませる必要があるため、その手続きの時間も見込んでおきます。
参考情報
執筆・監修: Trade Force 運営チーム