
配送サービスレベルとは、eBayの出品で選ぶ配送方法の速度区分のことです。Economy(エコノミー)・Standard(標準)・Expedited(お急ぎ)の3段階があり、バイヤーにはこの区分をもとに計算した到着予定日が表示されます。個別の配送業者の名前ではなく、速さと追跡の有無による区分です。
3つの配送サービスレベル(Shipping Service Levels)の基準
eBayの輸出セラー向けサイト(eBay Exports)は、どの配送業者をどの区分で出してよいかを示しています。eBay Japanも、日本からの発送について推奨する配送サービスを案内しています。2026年9月時点の内容をまとめると、次のとおりです。
| 区分 | eBay Exportsの基準 | eBay Japanが推奨する配送サービスの例 |
|---|---|---|
| Expedited(お急ぎ) | FedEx・DHL・UPS | FedEx・DHL・UPS |
| Standard(標準) | それ以外で、全行程を追跡できる配送サービス | 日本郵便のEMS、ヤマト運輸 |
| Economy(エコノミー) | 追跡が一部だけ、または追跡のない配送サービス | 日本郵便(EMS以外)、その他の配送会社 |
つまり、クーリエ便はExpedited、EMSはStandard、追跡が限られる郵便はEconomyに当てはめます。eBay公式のSpeedPAKは、SpeedPAK Expedited・Express・Economyという専用の名前の配送方法を選びます。
eBay.comで選ぶ配送方法の名前
eBay.comは米国のサイトなので、出品画面の「Domestic shipping(国内配送)」は、米国内の配送と、海外から米国への配送の両方を指します。日本から出品する場合も、米国のバイヤー向けの配送はこの欄で設定し、それ以外の国は「International shipping」の欄で設定します。
| 区分 | 米国宛て(Domestic shipping欄) | 米国以外宛て(International shipping欄) |
|---|---|---|
| Economy | Economy Shipping from outside US | Economy International Shipping |
| Standard | Standard Shipping from outside US | Standard International Shipping |
| Expedited | Expedited Shipping from outside US | Expedited International Shipping |
International shippingの欄には、配送サービスを最大5つまで追加できます。
日数の目安
eBay Exportsの設定ガイドでは、Economy Shipping from outside USは11〜35営業日、Expedited Shippingは宛先によって最大10営業日程度と示されています。実際の到着予定日は、Handling Time・発送元・届け先の組み合わせで計算されるため、区分の目安と一致するとは限りません。
配送サービスレベルを実際の発送方法と合わせる理由
バイヤーに見える到着予定日は、出品で選んだ区分をもとに計算されます。eBay Exportsは、区分と実際の配送方法がずれたときの影響を次のように説明しています。
- 速い区分で出して遅い方法で送る: 到着予定日を過ぎて届き、「商品が届かない」申し立て(INR)につながります。INRが増えると、アカウントに措置が取られることがあります
- 遅い区分で出して速い方法で送る: 到着予定日が遅く表示されるため、注文が減ります。予定日よりかなり早く届くなら、売り逃しをしています
eBayは、実際に使う配送業者に合った区分を出品に設定するよう強く勧めています。使う配送業者を変えたときは、出品や配送ポリシーの区分も見直します。
配送サービスレベルの組み合わせ方
- Economyを送料無料で最初に置く: eBay Exportsは、エコノミーの配送を既定の選択肢にし、価格に送料を含めて無料にすることを勧めています。eBayの社内データでは、8割以上のバイヤーが送料無料の商品を探しているとしています
- Expeditedを追加料金で1つ以上足す: 急ぐバイヤーのために、速い配送を有料の選択肢として用意します
- 送料無料でも手数料は減らない: Final Value Feeは送料を含む総額にかかるため、送料を価格に移しても手数料の合計はほぼ変わりません
米国宛ては、商品価格が2,500米ドル未満の取引で関税を前払いする発送(DDP)が必須になっています。区分を選ぶときは、その配送方法でDDPに対応できるかも確認します。詳しくは関税で扱っています。